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神田外語大学出版局

草双紙の世界
江戸の出版文化
 
草双紙の世界
著者木村八重子
草双紙の世界
 
四六判・220頁


ISBN4-8315-
ISBN978-4-8315-1299-4
C1091

2009 年発行 

マンガの源流といえば絵に着目した場合「絵巻」となるが、画文作品として考えた場合には「草双紙」が祖先といえるであろう。江戸から明治の二百二十余年にわたって、「赤本」・「黒本」・「青本」・「黄表紙」・「合巻」と発展してきた草双紙の世界を、長年の著者の研究に基き紹介する。

●目次●
<口絵4ページ>
はじめに
1 桃太郎は桃から生まれない
2 赤本の金時と清長
3 公平(きんぴら)地獄破
4 三重県松阪市射和町の地蔵尊
5 ミイラ取りがミイラになる
6 曲亭馬琴の見ていたもの
7 子どもに向かない赤本
8 享保の改革と雛本
9 雛本とはどのように作られたか
10 鼠と福神
11 まだまだめでたい作品
12 どうしてめでたいか
13 ほら吹き男爵のこと
14 お猿の顔はなぜ黒い
15 猿のいきぎもと馬琴
16 夫婦げんかの草双紙
17 赤本はいつまでつくられたか
18 袈裟御前の首
19 蛙に乗った七草四郎
20 黒本の表紙が語るもの
21 『子子子子子子(ねこのこのこねこ)』
22 題名がわかった黒本
23 どうけ百人一首
24 義経の島めぐり
25 青本『寺子短歌』
26 『亀甲の由来』
27 此主三田村彦五郎
28 岩瀬文庫の未刊本
29 聖書と黒本と竹内孫八
30 柳亭種彦の巧みな黒本活用
31 楊貴妃青本となる
32 一級の江戸文学へ
33 出版物の擬人化
34 全盛期の黄表紙
35 からかわれた寛政の改革
36 善玉悪玉流行の端緒
37 東洲斎写楽と黄表紙
38 敵討物の流行
39 敵討ちから生まれた合巻
40 合巻と名古屋の人々
41 馬琴の稿本と北斎
42 草双紙が販売されるまで
43 造本の工夫
44 紙上歌舞伎シリーズ
45 中国小説と日本古典の翻案
46 正本写の流行
47 質素を重んじた天保の改革
48 猫で描かれる合巻
49 八犬伝のダイジェスト
50 妖術競(くら)べ
51 「豊国揮毫 奇術競」
52 新しい文物
53 コルシカ島のナポレオン
[附録]「やくしやめつけゑ」
図版一覧
あとがき

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