|
水戸イデオロギー
|
|
|
著者 | J・ヴィクター・コシュマン著 |
| 田尻祐一郎 |
| 梅森直之訳 |
水戸イデオロギー
A5判・288頁
ISBN4-8315-0846-2 ISBN978-4-8315-0846-1
1998 年発行
|
既成の水戸学像から離れ、幕末の水戸の思想とともにその出来事をもテクストとして読み解く。明治以降の国民国家形成にも有効な視点と含んだシカゴ学派の日本研究を代表する著書。主要目次●序章 方法の問題/徳川イデオロギー/徳川の制度改革論/歴史叙述の視座 第一章 正名と神話 藩の窮状/歴史叙述の伝統/正名/自然秩序の作為 第二章 国体 堕落としての歴史/朝廷の儀礼による永遠回帰/行動の必要性 第三章 表象としての改革 経界/武士の土着/<道>の普及/小宇宙としての藩 第四章 平民の徴募 天保期の遺産/幕政からの圧力/イデオロギーとしての教育/桜田門での暗殺 第五章 天狗党の乱 動員と抑圧/始源への巡礼/新しい政治空間 終章 テクストとしての水戸イデオロギー |
|