|
神道曼荼羅の図像学
|
|
|
神道曼荼羅の図像学
四六判・244頁
ISBN4-8315-0920-5 ISBN978-4-8315-0920-8
1999 年発行
|
「熊野曼荼羅」「一遍上人絵伝」などを読み解き、神仏の領域に人間が進出してゆく過程をたどる。南北朝時代の絵画に焦点を当てた、研究の端緒になるであろう日本中世美術の入門書。主要目次●1日本美術の特質 P.ドラッカー博士の日本美術論 南北朝時代美術と水墨画 2伝統と革新 日本的俯瞰図法の成立 水墨画と界画 「六道絵」-日本絵画の変革 3垂迹信仰と新しい絵画 垂迹信仰の興隆 垂迹信仰と鎌倉時代の絵画 初期の垂迹曼荼羅 春日社景曼荼羅 春日鹿曼荼羅 写実表現と那智滝図 本地仏のある熊野曼荼羅 円珍像のある熊野曼荼羅 4「一遍上人絵伝」とその特質 詞書部分の下絵 一遍上人と和歌 「一遍上人絵伝」と垂迹曼荼羅 「一遍上人絵伝」の制作者 「一遍上人絵伝」の批判者 5曼荼羅から社寺縁起へ 熊野曼荼羅の性格 社寺縁起の性格 「有馬温泉縁起」-人間の登場 「家原寺縁起」-歴史意識の萌芽 6近世の曙 「笠置曼荼羅」 京中図 洛中洛外図屏風 ほか |
|