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江戸の文事
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江戸の文事
A5判・592頁
ISBN4-8315-0937-X ISBN978-4-8315-0937-6
2000 年発行
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近世文学・文化を江戸後期小説から芸能・文化史まで広範に読み解く力作論考33編。[主要目次]狐を馬に乗せた話――「王子の狐」「中川右馬之助」=延廣眞治/中国侠客小考=金英/十八世紀日本と韓国における中国通俗小説の受容と知識人の反応=E・パストリッチ/『江関筆談』を読む――白石の朝鮮観を中心として=鄭応洙/海を渡った落語――朝鮮開化期の文学『東閣寒梅』と「文七元結」=李建志/『西鶴諸国はなし』大下馬の原質(一)――力なしの大仏をめぐって=宮澤照恵/『御前義経記』の構想――長編小説の主人公としての人物造型をめぐって=杉本和寛/南領気質物と笑話=佐伯孝弘/『二国連璧談』と『連璧談』=川口元/『本朝水滸伝』後篇の諸本=長島弘明/いわゆる『文字絵づくし』について=崔京国/豆腐小僧の系譜――黄表紙を中心に=A・カバット/忠臣蔵物黄表紙小考=李濬燮/聖代を描く黄表紙=広部俊也/墨川亭雪麿の活動=佐藤至子/『春色梅児誉美』の性格=崔官/「八幡太郎義家公、勿来の関を過ぐるの図」賛考=鈴木健一/智仁親王と佐方宗佐=小高道子/紹廉とその門人たち=深沢了子/一茶を読む=劉岸偉,/近世における「さんせう太夫」ものの展開=M・マストランジェロ/近松神話の形成序説=小谷野敦/五代目市川団十郎年譜稿――明和七年十月以前=加藤敦子/文運東漸と役者評判記=池山晃/『俳優茶話』の成立とその作者株木について――『かくやいかにの記』草稿本第二十段・第二十一段注釈=佐藤悟/松林伯円をめぐって=菊池真一/木下順庵の京都時代=杉下元明/本居宣長の『源氏物語』年立研究――竹川巻・紅梅巻の前後関係をめぐって=杉田昌彦/幕末薩摩の出版――斉彬没後の動向=丹羽謙治/『懐中抄』解題と翻刻=坂内泰子/屁文学の系譜=塩村耕/疱瘡本小考――『絵本子供あそび』と『小児やしなひ草』=板坂則子・高橋雅樹/略註『たから合の記』=松田高行・山本陽史・和田博通/延廣眞治教授経歴・延廣眞治教授著作目録 |
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