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江戸文芸とともに
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江戸文芸とともに
A5判・総928頁
ISBN4-8315-1020-3 ISBN978-4-8315-1020-4
2002 年発行
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父のこと―まえがきにかえて―=小池奈都子 Ⅰ 研究編 一 江戸文芸論/江戸戯作総説(一)・(二)/前期江戸町人文学/読本 洒落本 狂歌/戯作文学―西鶴から馬琴へ―/近代への萌芽を探る 二 西鶴・近松・その他 仮名草子の人間像/西鶴断片―武士と金―/西鶴採掘―「二十不孝」一二の素材について―/西鶴の描く雑話物/西鶴にはどんなテーマがあるか―卒業論文を書く方のため―西鶴の劇的効果/意図と離れた読まれかた―西鶴を例として―/小春という女性/れそが伝言―「冥途の飛脚」の一行―/「近松」の世界と現代/秋成と江戸作者 三 戯作―作者と読者― 近世文学における作者と読者/江戸小説家たちの経済生活―京伝馬琴の場合―/草双紙―画像による文芸―/草双紙とその読者/黄表紙の世界/「忠臣蔵もの」の戯作―黄表紙読本など―/江戸小説と演劇―黄表紙の上演―/市場通笑伝―後裔からの発言―/四遊里を廻って/通意識の生成と展開吉原張見世・すががき深川詞 五 山東京伝 山東京伝―艶麗美追求の洒落本作家―/山東京伝―寛政の改革と江戸文壇―/山東京伝―挫折のかたち―/京伝点描/江戸文壇の寵児、山東京伝―水野稔氏に聞く―/『近世奇跡考』と戯作/京伝廓聞書―『蕉斎筆記』―/洒落本『総籬』のよみかた―小池博士説に関聯して―/京伝洒落本の京山注記 六 曲亭馬琴 曲亭馬琴/京伝と馬琴の論争/馬琴の黄表紙/馬琴読本の演劇性/馬琴私記/『八犬伝』ところどころ/馬琴漫言 七 研究余滴 三本足らぬ戯作者/注解「てんちがひ」の弁/藤兵衛はまゝの紅葉哉/『大日本地名辞書』をめぐって/江戸随筆とともに/明治の葉書―正幹・樗牛― 八 書評・推薦文 1 書評 小池藤五郎著『山東京伝の研究』/麻生磯次著『江戸小説概論』/野田寿雄著『近世小説論考』/神保五弥著『為永春水の研究』/近世文学史研究会編『近世中期文学の諸問題』/中村幸彦著『戯作論』/柴田光彦校注『曲亭馬琴書簡集』/濱田義一郎他編『大田南畝全集』 2 推薦文 磯部鎮雄編『俚俗切絵図』/滝沢馬琴『馬琴日記』/東洋文庫蔵『青本絵外題集』/木村黙老『戯作考補遺』/浜田義一郎編『黄表紙絵題簽集』/高橋実『北越雪譜の思想』/野田寿雄『日本近世小説史仮名草子篇』/高田衛・原道生編『叢書江戸文庫』/滝沢馬琴『吾仏乃記』/野田寿雄『日本近世小説史井原西鶴篇』 Ⅱ 講演編 一 洒落本について/二 馬琴の人と文学 Ⅲ 随想編 一 学生と教育 黴臭い春の経験/在京同期生の事/「京商学報」第九号編輯後記/思ひ出すまゝに―竹本守美氏追悼―/「彼」の立場/加藤閣下の追憶/追憶―故水野生徒監追悼―/学生と文学/秋雨蕭々/いわでものこと/貢と油屋の女たち/戦時中の芝商 二 追憶―人と学問― 先師を思う/史料編纂所の玄関から―森銑三先生と―山口剛氏の江戸文芸研究/第一回大会のころ/本郷交遊記―頼桃三郎君と―/研究室で、石川さんと/近世文学会とともに/重友先生を偲ぶ/老年の楽しみ―近藤さんの思い出―/次田君の追憶/山口君とともに/過ぎ越しかたを/濱田義一郎著『江戸文芸攷』あとがき/藤崎さんとともに/わたくしごと 三 映画をめぐって 1 映画評 「ユリシーズ」を見て―心理表現への先駆―/映画と人生―私の映画経歴書―/陰影描写の巧みさ―社会風刺を内蔵した「できごと」―/マッシュの戯画/強烈な戦争否定―『戦争と人間』第二部を見て―/美しく清らかな映画―熊井啓監督作品『忍ぶ川』を見る―/漫筆―映画と文芸―/随想―このごろ映画とのつきあい―/意欲的な意図―深作欣二監督の『華の乱』を見る―/近代の古典を新しく提示―『舞姫』・その原作と映画に思う―/映画そぞろごと 2 印象に残った作品 一九六八・一九六九・一九七二(七・一二月)・一九七三・一九八〇・一九八一一九八三・一九八四・一九八五・一九八六・一九八七・一九九〇・一九九二/※付上海昆劇団公演『潘金蓮』アンケート Ⅳ 創作編 一 事実怪談妖怪寺/二 水練叢話/三 択捉島魯冠志略 Ⅴ 年譜 Ⅵ 著作目録 Ⅶ 付録水野稔旧蔵和書目録 あとがき/冊子付録・『追懐-水野先生とともに-』 |
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