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俳諧のこころ
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俳諧のこころ
四六判・240頁
ISBN4-8315-1051-3 ISBN978-4-8315-1051-8
2003 年発行
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蕉門第一の論客、各務支考(かかみしこう)の俳論から、俳諧的精神を読み解く。 第13回柿衞賞受賞 主要目次●序章 「俳諧」とは何か-俳諧史における支考 第一節 俳諧の可能性-支考が見つめたもの 一 「こころ」と「言葉」/二 支考と美濃派 第二節 俳諧の意味と歴史-「詞の俳諧」から「心の俳諧」へ 一 「俳諧」の意味/二 俳諧の歴史 第三節 芭蕉との出会い 一 「発句といふ物」/二 「世情に和す」 第一章 俳諧のこころ-支考俳論における「虚実」・「人和」・「時宜」 第一節 虚実の基本的な構造 一 虚実の意味と射程/二 心の介在-二つの可能性 第二節 虚の顕現と時宜の問題 一 実の現出の両義性/二 信と我執/三 時宜/四 虚実の虚実 第三節 人和-俳諧と人の道 一 三条-世情の人和・をかしき・さびしき/二 人和-虚との、己自身との、そして人との和 第二章 こころの結実-美濃派作品評釈 第一節 平生の俳諧-四季発句評釈 一 「吹音の」/二 「あふむくも」/三 「嵐ふく」/四 「杉のはの」 第二節 「さびしき」中の「おかしき」-旅中吟評釈 一 「縁に寐る」/二 「月にして」/三 「岩に波は」 第三節 死と再生-追善発句評釈 一 「その親を」/二 「捻る香も」-虚への呼びかけと応答/三 「春の名は」-死と再生を巡って 結語に代えて-俳諧・言の葉への眼差し [資料]『俳諧十論 附序』 |
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