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最澄再考
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最澄再考
A5判・288頁
ISBN4-8315-1086-6 ISBN978-4-8315-1086-0
2004 年発行
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なぜ最澄一人が伝統的大乗仏教を根底から否定して、新たな”大乗仏教”を構想できたのか。独創的な「山家学生式」を生み出した思想的根拠の解明へ。主要目次●第一章 戒律思想上の最澄 1 部派仏教の戒律思想/2 大乗仏教の戒律思想/3 大乗教団の変容/4 最澄の生涯 第二章 比叡山に籠もる最澄 1 『願文』/2 天台宗の発見 第三章 新たな国家仏教体制の考案 1 日本仏教の始まり/2 都市仏教の思想/3 山岳仏教の思想/4 最澄の中期思想 第四章 「山家学生式」 1 「山家学生式」の内容/2 菩薩僧とは何か/3 菩薩僧の他者救済 第五章 仏菩薩という目的 1 大菩薩としての聖徳太子/2 智ギの境地論/3 伝統的天台思想の限界 第六章 <速成>的方法の創出-「山家学生式」の思想的根拠 1 仏性論争の再検討/2 『法華経』が開示した真理/3 <速成>的方法の創出 第七章 霊山浄土の釈迦仏 1 霊山浄土/2 釈迦仏/3 『法華経』の「命」 |
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