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世阿弥がいた場所 能大成期の能と能役者をめぐる環境 |
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世阿弥がいた場所
A5判・654頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1160-7
2007 年発行
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世阿弥や同時代の能役者の作品が、パトロンであった室町将軍の慶事などに向けて制作され現在に至ることを解明し、室町研究に新たな視点を提示する。●主要目次●序章-世阿弥がいた場所概観 世阿弥がいた場所 世阿弥という名前 第一章-義満時代の脇能と世阿弥 能における対権力者意識についての覚書 《金札》の作意と成立の背景 《弓八幡》成立の時と場 《養老》の典拠と成立の背景 第二章-義満時代の能と能役者 足利義満の禅的環境と観阿弥の能 井阿弥をめぐる二、三の問題 《小林》成立の背景 《合浦》の成立と南北朝合一 《笠間の能》をめぐる諸問題 第三章-義持義教時代の能と世阿弥 足利義持の治世と世阿弥 《難波》の作意と成立の背景 《白楽天》と応永の外寇 《老松》の主題と成立の背景 《高砂》の主題と成立の背景 《花筐》にみる「物語」の創造 終章-世阿弥がいた場所拾遺 鎌倉末期の田楽界と相模入道高時 今熊野猿楽の実現 |
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