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式亭三馬[新装版]
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式亭三馬[新装版]
四六判・328頁
ISBN4-8315-1176-5 ISBN978-4-8315-1176-8
2007 年発行
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京伝とならぶ江戸後期の代表的戯作者三馬(1776~1822)は、江戸下町の風俗や町人の人情生態を描くことにかけては第一等の名人であった。『浮世風呂』や『侠太平記向鉢巻』は現代でも、当時の世相風俗を知るうえでの必読文献として読まれている。また、三馬は当代一の文壇通でもあり、その交友は広かった。本書は、三馬の活躍した寛政から文政にかけての三十年間を描いた初めての評伝である。 ●目次● 1 三馬出生/2 独立/3 万屋時代/4 文化三年の三馬/5 『井屋茨城全盛合奏 一対男時花歌川』/6 文化四年以降/7 戯号・門人・戯友/8 『天道浮世出星操』/9 戯号式亭三馬/10 『人間一心覗替繰』/11 三馬と芝全交/12 洒落本・振鷺亭・為永春水・梅暮里谷峨/13 『夫南水是嘘気 侠太平記向鉢巻』の筆禍とその後/14 『麻疹戯言』/15 享和から文化初年まで/16 『ひだり甚五郎 腕雕一心命』/17 『七癖上戸』/18 三馬・山鳥・馬琴/19 『早替胸のからくり』/20 『忠臣蔵偏癡気論』/21 『例之酒癖 一盃綺言』/22 『古今百馬鹿』/23 『人心覗きからくり』/24 遺稿と嗣作/参考文献 引用図版一覧 索引(人名・作品名) |
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