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日本近世思想史研究
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日本近世思想史研究
A5判・480頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1200-0
C3021
2008 年発行
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近世日本における代表的思想家の歴史観・政治観を、<普遍>と<個別(特殊)>の視点から捉える。 ●主要目次● はしがき 1 松永尺五の思想と小瀬甫庵の思想-『彝倫抄』と『童蒙先習』とをめぐって 一 松永尺五と『彝倫抄』 二 小瀬甫庵と『童蒙先習』 2 林羅山『巵言抄』の思想-羅山の思想展開史の実相を求めて 一 『巵言抄』の人間観-心性論を主として 二 『巵言抄』の道徳論-父子間の道と君臣間の道をめぐって 三 『巵言抄』の政治論 3 林羅山の神道における「伝統」と「外来」 -鬼神の観念をめぐって 一 朱子の鬼神観 二 羅山における「人の外なる神」観 三 羅山における神と理・気 四 羅山における「人の内なる神」論 4 林羅山における「普遍」と「個別」-その神道思想をめぐって 一 近世初期における日本神国論 二 羅山における日本の地理的条件の規定とそこにみられる思惟方法 5 中江藤樹の「中期」の思想 一 藤樹の思想理解の前提-林羅山の思想 二 藤樹の「中期」の思想 6 熊沢蕃山の思想-中江藤樹の「中期」の思想との関連をめぐって 一 中江藤樹の「中期」の思想 二 熊沢蕃山の思想 7 近世前期における神観念 -小瀬甫庵から中江藤樹・熊沢蕃山へ 一 近世的神観念の誕生-小瀬甫庵の天の思想をめぐって 二 中江藤樹における神観念の形成 三 熊沢蕃山における神観念の形成 8 太宰春台の歴史思想 一 中国歴史の像 二 日本歴史の像 三 歴史観 9 頼山陽の歴史思想 一 山陽における勢の観念と歴史認識 二 山陽における天道の観念と歴史認識 三 山陽における「天道」と「勢」-その儒学的要素と非儒学的要素 10 林子平の思想-徂徠学派の思想の摂取の一形態 一 子平の前期の思想 その一 二 子平の前期の思想 その二 三 子平の後期の思想 その一 四 子平の後期の思想 その二 五 子平における徂徠学派の思想の摂取 11 幕末における「宗教」と「歴史」-大国隆正における宗教論と歴史論との関連をめぐって 一 隆正の歴史世界における気運と神議 二 隆正の神代観 三 隆正の上古・中古・近古観 四 隆正の現状認識と未来への展望 五 隆正の歴史観と日本歴史の像 六 隆正の神道論 その一-神道論の基礎的事実 七 隆正の神道論 その二-神と人と関連に着目して 12 小瀬甫庵の思想的営為とその後-近世思想史の構想 一 「合理的」世界観の形成 二 「合理的」人間観の形成 三 普遍的原理ないし理法への信頼 四 現実批判の視点 五 甫庵と近世思想史への展開 初出一覧 あとがき 索引 |
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