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近代・アジア・陽明学
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近代・アジア・陽明学
A5判・512頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1202-4
2008 年発行
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陽明学研究の領域を日本から東アジアに拡大し<近代東アジア陽明学>の構想の道半ばで2006年に急逝した著者の論文集。 主要目次 序 方法としての東アジア「実学」 Ⅰ 幕藩体制の確立と藤樹・蕃山 江戸幕府儒者林家の位置-将軍家と林家 近世初期における朱子学的思惟の自潰-中江藤樹の「心迹差別」論を中心として 池田光政の藩政改革を熊沢蕃山-近世における儒教受容の一形態 Ⅱ 大塩中斎と幕末思想 異学の禁から幕末陽明学へ-「自得」、知の在り方をめぐって 古賀精里-異学の禁体制における『大学』解釈 大塩中斎-反乱者の人間学 大塩中斎の思想的位置-「猖狂」批判及び朱王の関係をめぐって 安積艮斎の思想-幕末官学派における俗と超俗 江戸後期の海外認識と林述斎 海防論再考 大国主義と日本の「実学」 Ⅲ アジアの近代と陽明学 幕末・明治の陽明学と明清思想史 近代における陽明学研究を石崎東国の大阪陽明学会 日本における<近代陽明学>の成立-東アジアの<近代陽明学>(Ⅰ) 崔南善の日本体験と『少年』の出発-東アジアの<近代陽明学>(Ⅲ)-1 荻生茂博研究業績 あとがき |
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