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女性神職の近代 神祇儀礼・行政における祭祀者の研究 |
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女性神職の近代
A5判・272頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1232-1
C3014
2009 年発行
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「巫女」とは何か。 従来、巫女と呼ばれてきた女性たちを神職観、神職論の流れの中に位置づけ、近代以降の女性神職について考察する。
●目次● 序 章 本論の課題 一、問題の所在―先行研究の検討から 二、本論の課題と本書の構成 第1章 近世の「神職論」―神職とは何かという問い 一、近世の神社神職による「神職論」 二、白川家・吉田家による「巫」と「神職」 三、淫祀論にみられる「神職観」 四、岡熊臣『神職歴運考』にみられる「神職論」 第2章 神祇祭祀のなかの「巫」―神祇官と神宮の御巫職 一、御巫清直の「御巫論」 二、宮中神祇官の「御巫」 三、神宮の御巫―「御巫内人」 四、神祇祭祀における「巫」と祭る神々 第3章 神祇祭祀における女性の働き―祭祀の形態と継承 一、神座から考える「御巫」の祭祀 二、大嘗祭の「造酒児」と神宮の「物忌」 三、大嘗祭における女性の働き 四、内侍所の女官「内侍」の働き 五、古代神祇官の「御巫」 第4章 明治神祇行政における女性神職―近代の「御巫」を中心に 一、近代における神祇官の再興 二、明治神祇官の祭祀復興 三、近代の「御巫」と「内掌典」 四、「婦人祠官」の登用をめぐって 終 章 近代神職の誕生 一、近代以前の神職 二、女性神職にかかわる近代の変革 三、変革の目的 四、明治後年の婦人神職任用論 参考文献/掲載図版一覧 掲載図版一覧 あとがき 人名索引/書名索引
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