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水戸の文人 近世日本の学府 |
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水戸の文人
A5判・448頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1253-6
C3091
2009 年発行
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徳川光圀が志した『大日本史』の編纂という一大事業の下、多くの俊才たちが集った水戸藩とその支藩 の学藝についての記録。
はじめに=前筑波大学教授・梅津影人
一 地方文壇の成立 一 近世前期の水戸藩の学芸 二 前期水戸藩の詩人 三 中期水戸住の詩人たち 四 後期水戸の詩人 五 地方文壇の成立 二 安積澹泊と水戸の庭園 一 水戸藩士の庭園 二 庭園趣味 三 伴香竹の篆刻 一 梅硯詩歌 二 「従心寿域」と「青木翁八十賀歌集」 三 「印案」と東皐心越 四 名越南渓と朝鮮通信使 一 常照寺の筆塚 二 象の献上 三 朝鮮通信使と応酬の詩 四 「陽関遺音」と「酈園百菊詩」 五 莫逆の友 五 復古会の盛衰 一 立原翠軒の思い出 二 詩社復古会の盛衰 六 妙霞台の眺望 一 長尾景福のこと 二 「妙霞台記」の作者たち 七 藤田北郭の書 一 執政 藤田貞正 二 詩に遊ぶ北郭 三 中国書道史への傾倒 四 北郭の書蹟 八 常陸の書物と出版 一 水戸の法帖 二 中井敬義のこと 三 猫二題 四 七絃琴と高野世龍 五 筆塚 六 水戸と則天文字 七 北塙三幹と「読書要略」 八 林元美のこと 九 青山延于と古銭収集 一 近世の古銭収集 二 水戸藩の収集家たち 三 貨幣史の周辺 十 富士登山 一 近世の登山 二 大場維景と「富嶽遊記」 三 立原翠軒と「富嶽写真」 四 会沢正志斎と「西遊詩稿」 五 後期水戸学派の富士山観 十一 筑波登山 一 筑波山の景観 二 水戸藩士の筑波登山 三 史料としての紀行文 十二 水戸藩士の東洋史研究 一 大日本史外国伝について 二 「東国通鑑」の刊行 三 「守山問槎録」と「桑韓萍梗録」 四 「元寇始末」と「征韓偉略」 五 外国志編集意識の転換 十三 下館藩主黒田直邦と徂徠の学 一 徂徠の学 二 綱吉時代の直邦 三 吉宗時代の直邦 四 徂徠と直邦 五 治教略論ほかの著作 六 おわりに 十四 守山藩主松平頼寛と諸書の編纂 一 はじめに 二 岡田宜汎と徂徠 三 松平頼寛とその諸書の編纂 四 松平頼寛の子弟たち 五 戸崎淡園の古典註解 六 遅塚久徳の研学 七 おわりに 十五 宍戸藩主松平頼救と書道 一 豊かな趣味 二 常陸への旅 三 失われた著作 四 多彩な交友 五 垂裕閣法帖の製作 十六 彰考館総裁立原翠軒の資料保存 一 はじめに 二 海外への関心 三 先輩への敬慕 四 叢書編纂への協力 五 史資料の保存 六 おわりに あとがき
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