|
西周の政治思想 規律・功利・信 |
|
|
西周の政治思想
A5判・272頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1255-0
C1021
2009 年発行
|
<啓蒙思想家>と「軍人勅諭」起草者という二つの側面から西周の思想を総体的にとらえ、その政治思想史的側面をあきらかにする。
はじめに 1 西周の生い立ち 2 政治思想史上における西周の位置づけ―二人の西周=<啓蒙思想家>か<軍国主義の創始者>か 3 各章の構成 第一章 「平常社会」論としての軍事社会論 1 嫌々ながらの軍事社会論 2 軍事社会論の背景 3「平常社会」論としての軍事社会論 4 兵馬の権と軍人の制御 第二章 法秩序論 1 儒学と慣習法的システム 2 「兵家徳行」における「節制」と「徳行」 第三章 <君子の哲学>としての「功利主義」 1 「人世三宝説」と私欲の肯定 2 <君子の哲学>としての「功利主義」 3 「君子」とは誰か? 4 「功利主義」の二段階の構成―「積極的功利原理」と「消極的功利原理」 第四章 宗教の再構成―「啓蒙」の戦略 1 明治時代における「宗教」 2 思考方法としての宗教論 補論1 「哲学」の発明 はじめに 1 「哲学」の成立過程 2 中江兆民の「理学」 3 西周と「理学」 補論2 西周と荻生徂徠 1 尺度としての荻生徂徠 2 徂徠という尺度への批判 3 兵学・「功利主義」・雷論 補論3 道徳問題と「教育勅語」 おわりに―「法の治」における道徳の行方 参考文献 あとがき 西周所蔵洋書目録 索引 |
|