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経書解釈の思想史 共有と多様の東アジア |
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経書解釈の思想史
A5判・280頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1262-8
C3021
2010 年発行
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東アジア儒教文化圏共有のテキストである儒学の経典及びその注釈書から、東アジア知識人たちによって掘り起こされた「真理」は、中日韓において多彩でダイナミックな様相を示す。 東アジアにおける独自の「知」を形成していった過程を多様な角度から論じる。
●目次● 序 東アジアにおける儒家的経典の解釈と政治的権力の関係=黄俊傑(訳:田世民) 東アジア海域交流から見る近世前期日本儒学の問題=中村春作 近世における日中の「経世致用」観―朱舜水と貝原益軒を比較して―=徐興慶 朝鮮儒学と徂徠学=李基原 朝鮮時代における経書の暗記・身体化・唱劇化の一面―『春香伝』中の『千字分』풀이(読誦)を中心に―=崔在穆(訳:井上厚史) 江戸の思想史と『論語』=田尻祐一郎 孔顔の楽しむ処と曾点の情趣=楊儒賓(訳:藤井倫明) 『論語』の政治概念及びその特色=江宜樺(訳:佐野大介) 仁と楽―『論語』中の楽論と現代東アジア学者の解釈―=陳昭瑛(訳:藤井倫明) あとがき
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