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安丸思想史への対論 文明化・民衆・両義性 |
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安丸思想史への対論
A5判・376頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1261-1
C1021
2010 年発行
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戦後の歴史学が生み出した最良のものともいわれる安丸民衆史というテクストに第一線の研究者たちが立ち向かい、その各論を安丸自身が論ずる対”論”によって新たな思想史研究の可能性を探る。
●目次● 序論 安丸思想史を読み解く……磯前順一 回顧と自問……安丸良夫
Ⅰ 安丸民衆史と戦後思想のコンテキスト 戦後史学史のなかの安丸民衆史――ある全体性のゆくえ――……戸邉秀明 安丸民衆史観の「外部」……孫歌 ◎コメント(Ⅰ) 安丸良夫
Ⅱ 宗教・コスモロジー・イデオロギー 安丸国家神道論から見えるもの・見えないもの……阪本是丸 宗教研究からみた安丸史学――通俗道徳論から文明化論へ――……島薗進 安丸良夫の民俗論……小松和彦 ◎コメント(Ⅱ) 安丸良夫
Ⅲ 民衆運動史研究の課題と方法 日本帝国と民衆意識……ひろたまさき 安丸民衆史の感性と全体性……喜安朗 イスラムにおける「文明化の経験」と現代世界……臼杵陽 ◎コメント(Ⅲ) 安丸良夫
思想を紡ぎだす声――はざまに立つ歴史家 安丸良夫――……磯前順一
あとがき 安丸良夫著作目録 索引
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