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鎌倉期禅宗思想史の研究 <日本禅宗>の形成 |
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鎌倉期禅宗思想史の研究
A5判・360頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1291-8
C3021
2011 年発行
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単なる<宋朝禅>の導入ではなく、既成の日本仏教との接触により日本に成立しうる禅宗が模索された鎌倉期の禅宗=<日本禅宗>の成立を描く。
●目次● 序 第一章 <日本禅宗>の視角 一 鎌倉期禅宗史 二 鎌倉仏教論 三 鎌倉仏教と本覚思想 四 <道元禅>の展開と特質 五 本書の視点 第二章 禅宗の動向と道元・円爾、および<道元門下>の事蹟 一 平安期までの禅宗と<宋朝禅> 二 道元の事蹟 三 円爾弁円の事蹟 四 <道元門下>の動向 第三章 道元における<宋朝禅>批判の構造 はじめに―寛元元年・京洛 一 問題の所在 二 道元による<宋朝禅>批判の構造 おわりに 第四章 道元の霊知批判と円爾の霊知説 はじめに 一 道元における<霊知>批判 二 円爾における<仏心宗>と<霊知>説 おわりに 第五章 円爾弁円と鎌倉後半期の禅宗 はじめに―円爾弁円の歴史的性格 一 『渓嵐拾葉集』における円爾弁円評について 二 『野守鏡』における禅宗批判について 三 禅宗衰仏論―亡国の仏教 おわりに 第六章 『正法眼蔵聞書抄』と<日本禅宗> はじめに 一 『正法眼蔵』の編纂史と注釈史について 二 『聞書』の立脚地 三 『妙』の立脚地 四 『正法眼蔵聞書抄』における円爾・蘭渓批判の意義 おわりに 第七章 瑩山紹瑾の禅宗観 はじめに 一 『伝光録』における<禅宗>意識 二 『伝光録』における洞山良价と<曹洞宗> 三 無情禅と<無心>―『伝光録』の視点 四 <心地開明>の系譜―瑩山紹瑾の禅宗観 おわりに むすび 参考文献 あとがき 索引
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