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琉球王国の自画像 近世沖縄思想史 |
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琉球王国の自画像
A5判・288頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1298-7
C1021
2011 年発行
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近世琉球の四人の知識人(向象賢、程順則、蔡温、平屋敷朝敏)の描いた琉球像に着目し、近代の国民国家の独立とは違った王国の自律性を考察する。
●目次● 日本語版への序文 謝辞 序 予備的考察 用語について 各章の構成 第一章 琉球の地位および日本・中国との関係 薩摩の「寛容な取り扱い」 琉球-薩摩関係の初期の展開 国際秩序の変化と琉球 薩摩の琉球利用 経済問題(一)―琉球・薩摩・幕府 経済問題(二)―琉球の進貢貿易 琉球-中国関係 中国文化の影響力の増大 虚構の維持 琉球の文化的・政治的地位 第二章 北への眼差しと西への眼差し―向象賢と程順則― 向象賢と程順則 向象賢 程順則 むすび 第三章 琉球の自律性―蔡温における琉球の理論的根拠― 前半生の経歴・自伝・思想傾向 薩摩の金属と琉球の木材 運命をわが手に むすび 第四章 琉球の再興―蔡温とその批判勢力― 琉球政治の発展 蔡温の琉球像に対する抵抗 むすび 第五章 蔡温の琉球像への対抗 尚穆 尚温 一九世紀における琉球の衰退 エピローグ/結論 王国から植民地へ―「琉球処分」と「旧慣温存」の時代 日本人になること―同化の思想戦略 琉球史 儒教 日本史 想像の共同体 註 引用文献一覧 訳者あとがき 索引
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