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モーツァルトの虚実 その生と死 |
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モーツァルトの虚実
A5判・432頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1308-3
C1073
2011 年発行
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日本におけるモーツァルト研究の第一人者である著者が、生前から虚実入り乱れるモーツァルトの生涯と芸術に対して、二十世紀末の標準的な了解事項を踏まえて、映画『アマデウス』以後様々に生起した<モーツァルト現象>に批判的評価を加え論述する。
●目次● プロローグ 映画『アマデウス』の衝撃―<モーツァルト神話>跳梁跋扈 第1部 生 第一章 歴史人類学の中のモーツァルト 第二章 母と姉 ふたりのマリーア・アンナ・モーツァルト―その現代像 第三章 ナポリの休日 第四章 コンスタンツェは悪妻か良妻か 第五章 予約演奏会会員名簿 第六章 読書家モーツァルト 第七章 <ギャンブラー・モーツァルト説>再考 第2部 死 第一章 君もまた一滴の涙を 第二章 モーツァルト死因狂想曲 第三章 葬儀の日の嵐 第四章 モーツァルトの追悼ミサ 第五章 <伝 モーツァルト聖遺物>―頭蓋骨、デス・マスク、そして毛髪 エピローグ 二つの記念年の後に―二十一世紀のモーツァルト像の行方 あとがき 索引
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