|
江戸の文学史と思想史
|
|
|
江戸の文学史と思想史
四六判・280頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1300-7
C1021
2011 年発行
|
近世文学研究の立場から、儒学、国学、老荘思想、史学・軍学の思想史的営みとの関連への目を向けることにより、文学研究のみならず思想史研究にも新しい地平をもたらす可能性を提起する。
●目次● 序 井上泰至 Ⅰ儒学 池澤一郎 研究領域間の架橋へ向けて 儒学 本論 大田南畝『調布日記』における漢詩文の機能 他分野との関連 儒学 研究の新たな地平へ 見えるもの見えないもの―画と賛の交響―=小財陽平 Ⅱ国学 田中康二 研究領域間の架橋へ向けて 国学 本論 国学研究にとって和歌とは何か―本居宣長『玉鉾百首』をめぐって 他分野との関連 国学は漢学から生まれた 研究の新たな地平へ 『続落久保物語』の思想性―「大和魂」をめぐって=天野聡一 Ⅲ老荘思想 川平敏文 研究領域間の架橋へ向けて 老荘思想 本論 江戸前期における禅と老荘―山岡元隣論序説― 他分野との関連 林読耕斎と『林註荘子』 研究の新たな地平へ 一匹狼の群れ―『畸人伝』というカテゴリー―=菱岡憲司 Ⅳ史学・軍学 井上泰至 研究領域間の架橋へ向けて 史学・軍学 本論 侍による歴史読み物―思想と文学への影響 他分野との関連 軍書をめぐる寓言論から 研究の新たな地平へ 『葉隠』を読み直す=金時徳 跋 田中康二 編者・著者紹介 索引 |
|