|
岩佐又兵衛風絵巻群と古浄瑠璃
|
|
|
岩佐又兵衛風絵巻群と古浄瑠璃
A5判・480頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1301-4
C3071
2011 年発行
|
草創期の浄瑠璃について、語り物としての浄瑠璃作品で最も古い「浄瑠璃物語」とその周辺の義経・常盤関係の語り物文芸を、浄瑠璃本とその刊行ど同時期に制作された絵巻群を基盤として考察する。
●目次● 序 鳥越文藏 緒言 本書の目的 第一部 岩佐又兵衛風絵巻群と津山藩主松平家伝来古浄瑠璃系写本 第一章 岩佐又兵衛風絵巻群 はじめに 第一節 研究の現況 第二節 詞書 第三節 構成 第四節 装訂 第五節 注文主 第六節 制作者 第七節 制作年代 結び 第二章 津山藩主松平家伝来古浄瑠璃系写本 はじめに 第一節 津山藩主松平家と愛山文庫 第二節 津山写本の諸相 第三節 津山写本と「絵巻群」の伝来 第四節 津山写本と「絵巻群」の享受 第五節 津山写本の浄瑠璃資料としての価値―「村松」をめぐって― 結び 第二部 草創期の浄瑠璃の諸相 第一章 「浄瑠璃物語」 第一節 物語の概要と本章の目的 第二節 研究の現状 第三節 諸本 第四節 詞章―古浄瑠璃慣用表現を中心に― 第五節 MOA美術館所蔵『上瑠璃』の形態と内容 第六節 『上瑠璃』考 第七節 シカゴ美術館所蔵〔浄瑠璃〕考 第八節 サントリー美術館所蔵『しやうるり』について 第九節 千葉胤男(辻町)文庫旧蔵『十二段』の性格 結び 第二章 「常盤問答」 第一節 物語の概要と本章の目的 第二節 研究の現況と諸本 第三節 岩瀬本系統の本文 第四節 岩瀬本系統三本と他の諸本 第五節 岩瀬本系統三本の浄瑠璃資料としての価値 結び 第三章 「鞍馬入」 第一節 物語の概要と本章の目的 第二節 「浄瑠璃物語」研究の現況と山崎本 第三節 「鞍馬入」の諸本 第四節 「鞍馬入」諸本の性格 結び 第四章 「山中常盤」 第一節 物語の概要と本章の目的 第二節 研究の現況と諸本 第三節 幸若舞曲の本文―早大本の本文をめぐって― 第四節 古浄瑠璃の本文 結び 付章 大分市・津守熊野神社所蔵「熊野本地絵巻」考 終わりに 資料編 1 架蔵『美楊君歌集』―翻刻― 2 シカゴ美術館所蔵〔浄瑠璃〕―翻刻― 3 千葉胤男(辻町)文庫旧蔵『十二段』―翻刻― 4 川越松子所蔵〔常盤問答〕―翻刻― 5 早稲田大学図書館所蔵『山中ときわ』―影印・翻刻― 6 津山郷土博物館所蔵『村松巻』―翻刻― 7 大分市・津守熊野神社所蔵「熊野の本地絵巻」―翻刻― 掲載図版一覧 跋 英文要旨 索引
|
|