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平賀源内の研究 大坂篇 源内と上方学界 |
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平賀源内の研究 大坂篇
A5判・316頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1344-1
C1021
2013 年発行
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白石四十吉が自ら平賀源内名乗り、風来山人となるまでに焦点をあて、上方学界、師・戸田旭山、香川修庵、都賀庭鐘との関係などを中心に考察する。
●目次● Ⅰ 風来山人の誕生 第一章 平賀源内の誕生 一 問題の所在―『平賀氏由来之事』の再検討― 二 奥州白石一族 三 「平賀源内」論へ 第二章 宝暦三年の平賀源内―白石から平賀、そして離郷― 一 源内と俳諧 二 『象山陰』について―二十歳頃の源内― 三 宝暦三年短文の検討―出郷直前の源内― 四 源内と椎本俳諧 五 宝暦四年の源内―椎本芳文塚― 六 宝暦三年の源内―文芸家としての源内、本草学者としての源内― 付 平賀源内と与謝蕪村 第三章 『有馬記行』の世界―出郷前後― 一 離郷、大坂まで 二 源内と大坂 三 大坂から有馬へ、有馬から大坂へ 四 源内と京都 五 『有馬記行』の持つ意味 六 『有馬みやけ』 第四章 平賀源内 江戸へ出る 一 源内と物産会 二 源内と湯島聖堂―多識学の時代― 三 源内の本音 第五章 風来山人の誕生―書肆との問題― 一 岡本利兵衛―源内の家主― 二 松籟館―高松藩主・松平頼恭― 三 須原屋市兵衛 Ⅱ 戸田旭山という師匠 第一章 戸田旭山 一 戸田旭山略伝 二 旭山と源内―その蜜月時代― 三 旭山と上方文人―木村蒹葭堂・柳里恭・伊丹蜂房・伊丹椿園 四 旭山の薬品会 五 源内と旭山 第二章 香川修庵という医師 一 香川修庵略伝 二 修庵と旭山―『薬選』と『非薬選』― Ⅲ 平賀源内の文芸風景 第一章 『本草妓要』論―香川修庵と上方戯作 一 『本草備要』と『本草妓要』 二 『本草妓要』と源内、庭鐘 第二章 平賀源内『天狗髑髏鑑定縁起』論―本草学と戯作― 一 荻生徂徠『天狗説』の東西 二 『天狗説』と『天狗髑髏鑑定縁起』 三 『天狗髑髏鑑定縁起』と戸田旭山『文会録』 四 源内と香川修庵―跋文をめぐって― 五 源内と龍骨(スランガ・ステイン)―恕庵揶揄の意図― 六 結び―本草学者の戯作― 第三章 都賀庭鐘『通俗医王耆婆伝』について―医師の描く戯作― 一 『耆婆伝』と「耆婆経」―仏教医学と当代医学― 二 庭鐘と山脇東洋『蔵志』 三 庭鐘と戸田旭山の薬品会 四 庭鐘と源内―『義経盤石伝』の趣向― 五 おわりに 第四章 平賀源内と『名物六帖』 一 名物学と伊藤東涯『名物六帖』 二 平賀源内と『名物六帖』 三 源内と古義堂 Ⅳ おわりに―平賀源内とその時代― 一 『英草紙』と『夫木和歌抄抜書』 二 『英草紙』の読者像―白話小説と和歌・俳諧― 三 庭鐘と源内 四 庭鐘・源内と明清笑話―風来山人の誕生― 五 新・平賀源内論へ―投壺・明清趣味を中心に― 参考文献一覧 初出一覧 索引
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