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アメリカに渡った物語絵 絵巻・屏風・絵本 |
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アメリカに渡った物語絵
A5判・264頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1342-7
C1071
2013 年発行
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国文学研究資料館の共同研究「在米絵入り本の総合研究」の一環で行なわれたシンポジウム「日本の視覚文化―パフォーマンス・メディア・およびテキスト」に基づく研究成果。 在米機関が所蔵する貴重な絵巻、屏風、絵本等を中心とする資料を多様な視点から分析し日本の視覚文芸・文化を明らかにする。
●目次● はじめに=小林健二 序章 「絵入り本」と文字=今西祐一郎 物語絵・座敷・道端の文化―テクスト、絵、パフォーマンスの諸問題―=ハルオ・シラネ 第一章 異界・異類の文学 龍宮をさぐる―異界の形象―=小峯和明 鼠の祝言―視覚文化の中の御伽草子―=齋藤真麻理 鬼物語の不浄洞察―『酒呑童子絵巻』における遺骸描写―=R・ケラー・キンブロー 悪鬼とエロティシズム―日本仏教の想像力における女の島―=D・マックス・モーマン 妖怪の形象―お伽草子絵巻の達成―=徳田和夫 第二章 名所と文化の時空 メトロポリタン本「北野天神縁起絵巻」の図像と様式=高岸輝 歌・桜・屏風―テクストとイメージによる吉野像―=迫村知子 北斎画『東遊』におけるイメージとテキスト=鈴木淳 第三章 王朝文学の再生 歌人の絵姿―歌仙絵の成立と展開―=寺島恒世 源氏絵・奈良絵本にみる王朝文化=石川透 『菊の精物語』における花の擬人化と皇統の再生=メリッサ・マコーミック 十六世紀の日本における詩歌と大壺―「リプレゼンテーション」をめぐる考察―=アンドリュー・M・ワツキー 第四章 いくさがたりと女性 絵画化された語り物の世界―「武文図屏風」をめぐって―=小林健二 時代浄瑠璃の女性登場人物=鈴木博子 無伴奏の歌、拍子無しの舞―近世の巻物と絵本に表現された白拍子―=ロベルタ・ストリッポリ あとがき=齋藤真麻理 英文要旨 執筆者紹介
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