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昭憲皇太后からたどる近代
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昭憲皇太后からたどる近代
四六判・208頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1378-6
C0021
2014 年発行
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日記や手紙、「御歌」、「御文書」にあらわれる当時の女性たちの言説や「錦絵」や「女性雑誌」、「写真」などの図版資料などを用い、明治維新を迎えた日本が、どのようにして近代国家を作り上げていったのかを、近代初の皇后=のちの昭憲皇太后によってなされた社会活動という視点から解き明かす。
●目次● 明治の皇后<昭憲皇太后>―「はじめに」かえて― 第一章 「女学」のすすめ 一 欧化政策としての「女学」 二 国民教化と「女教」 三 東京女子師範学校設立に際して 四 跡見学校開校と紫袴 五 新聞というメディアと皇后 六 「開化」と「復古」のはざまで 七 華族女学校設立と国費留学生 八 琴と洋琴―明治十九年の華族女学校授業風景 九 「みがかずば」からmikgakazubaへ 第二章 「絹」―皇后の殖産興業― 一 宮中養蚕はじめ 二 皇后の宮中養蚕 三 元昌平坂聖堂の博覧会 四 日本から世界へ―万国博覧会と渋沢栄一 五 官営富岡製糸場の開業と工女たち 六 富岡製糸場への行啓 七 国の錦 八 「新衣―にひごろも」―絹産業の発展へ 九 世界の絹産業へ 第三章 「慈恵と博愛」―皇后の福祉事業― 一 薩摩潟 二 佐野常民と博愛社設立 三 岩倉使節団と赤十字思想の萌芽 四 大山捨松と婦人慈善会 五 皇后と『女学雑誌』 六 上下慈善をともに施すもの 七 新しい女性の職業として―看護婦の誕生 八 Empress Shoken Fund―国際的な福祉活動へ 第四章 明治の皇后 一 大婚二十五年祝典―西洋の儀礼 二 皇后の祈り―祭祀儀礼と皇后 三 「運動」のすすめ―近代女性と「健康」 四 皇室庭園「新宿御苑」と観菊会 五 追号「昭憲皇太后」 六 国華 参考文献 あとがき 図版出典一覧/昭憲皇太后関連年表 索引
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