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仁斎学講義 『語孟字義』を読む |
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仁斎学講義
四六判・240頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1411-0
C1012
2015 年発行
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仁斎に対する徂徠の批判的対抗から仁斎古義学のラジカリズム(=朱子を通らずに、『論語』から読むこと)を照明し、著者多年の研鑽により、仁斎という大いなる<始まり>を祖述し読み解く。
●目次● 序 仁斎古義学のラジカリズム―『論語』から読むこと― 1 仁斎に対抗する徂徠 2 『論語』は宇宙第一の書 3 『論語』から読むこと 4 徂徠学の対抗的形成 5 『論語』・思想批評の原基 6 孔子、堯舜に賢れること遠し 7 仁斎のラジカリズム 第一章 古学先生伊藤仁斎の窓外と人となり―『先府君古学先生行状』を読む― 第二章 「孔子の道」の古義学的刷新―『語孟字義』を読む― 序 『語孟字義』とは何か 1 儒家古典と朱子学 2 人は『論語』をどう読んだのか 3 『論語』の再発見と古義学 4 『語孟字義』という書 5 「道」と「性」 ■第一講「天道」 天地の間は一元気のみ―「天道」第一条~第八条 一陰一陽、往来して已まず/天地は生生して已まず/今日の天地は万古の天地/夫子の天道を言うは、得て聞くべからず ■第二講「天命」 天の主宰性と天命観―「天命」第一条~第五条 天の主宰性/人間にとって天命とは/朱子天観の語学的解体/天に直面する仁斎 ■第三講「道」 道とはもともと人の道である―「道」第一条~第五条 人の往来するゆえん/人倫日用の道/匹夫匹婦も行く道/実にこの道有り ■第四講「理」 理の字はもと死字―「理」第一条・第二条 「理」字と理学/道字は活字・理字は死字 ■第五講「徳」 「道徳」概念の成立―「徳」第一条~第四条 ■第六講「仁義礼智」 仁義礼智は道徳の名、性の名に非ず―「仁義礼智」第一条~第四条 道徳は天下をもっていう ■第七講「心」 生き物である人間の心―「心」第一条~第四条 有情の類はみな心あり/心は性情を統ぶ/生物を以って生物に比すべし ■第八講「性」 人は善に進む運動性向をもって生まれている―「性」第一条・第二条 性は生の質なり/孟子のいう「性善」の性とは ■第九講「四端の心」 人人具足し外に求むることなし―「四端の心」第一条・第二条 ■第十講「情」 人の同じく好悪する情―「情」第一条・第二条 ■第十一講「忠信」「忠恕」 みな人に接わる上についていう―「忠信」第一条~第三条、「忠恕」第一条 ■第十二講「誠」 誠は実なり、聖人の道は誠のみ―「誠」第一条・第三条・第四条 ■第十三講「学」 孔孟の道と学問の意味―「学」第一条・第二条・第四条 学は効なり、覚なり/聖人立教の本旨/人道の極・仁義礼智の定立 ■第十四講「王覇」 王覇の弁は儒者の急務―「王覇」第一条~第三条 ■第十五講「鬼神」 鬼神に惑わず―「鬼神」第一条・第二条 あとがき
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