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ベトナム「新経済村」の誕生
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ベトナム「新経済村」の誕生
A5判・294頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-3009-7
C3030
2016 年発行
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南北統一以降、国策により人工的に造成された「新経済村」ドンタップムオイい集った「新経済民」とよばれる開拓入植者たちとその少し前に自由入植していた「地元民」とよばれる先住者たちの適応過程と相互作用についての調査研究。
[神田外語大学出版局ホームページ] http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/press/
●主要目次● はしがき 執筆分担・初出一覧 序 章 「新経済村」の誕生 1 問題の所在と本書の課題 2 開拓移民政策と新経済村建設に関する先行研究 3 調査方法とフィールドワークの期間 4 本書の構成
第Ⅰ部 辺境における「国家」と社会 第1章 開拓移民政策とドンタップムオイ地域開発 1 開拓移民政策の概観 2 地方レベルの開拓移民政策の展開 3 ドンタップムオイ地域開発と新経済村の建設 第2章 新経済村カインフンの成立と発展 1 新経済村カインフン村の成立 2 村落行政 3 住民組織 4 居住区建設と公共インフラ 第3章 社会生活 1 人口構成と教育レベル 2 世帯類型と出身地別通婚圏 3 社会インフラ・情報 第4章 経済生活 1 村の経済 2 農家経営 3 生業の多角化 4 家族の経済戦略としての移住
第Ⅱ部 辺境に移り住む人々 第5章 定耕すれども定住せず―2つの故郷を循環する入植者たち 1 南部政策移住民の短距離移動と適応過程 2 2つの故郷を循環する入植者たち 3 「世帯分け」における家族戦略 4 故郷に戻る人々 5 新しい世代の登場 まとめ 第6章 長距離移動と文化的適応 1 北部政策移住民の長距離移動と適応過程 2 ハイフン省出身移住民の生活世界 3 サイザン集落に形成される新たな地域社会 4 社会関係資本の形成 まとめ 第7章 「地元民」が生まれるとき―開拓居住地から行政集落へ はじめに 1 ベトナム南部に係るフロンティア社会・南部村落論言説の再考 2 「地元民」も入植者である 3 はじめに人ありき―開拓居住地の形成 4 80年代―再出発と定着の時代へ まとめ 終 章 結論 1 開拓移民政策と「新経済村」の建設 2 移住民の適応プロセスとコミュニティ形成 3 南北村落論―南部の「開放性」vs.北部の「閉鎖性」の二元論を超えて 4 国家と社会:不均質な国民統合 5 新経済村とは何か 参考文献 索引 |
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