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芭蕉の正統を継ぎしもの 支考と美濃派の研究 |
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芭蕉の正統を継ぎしもの
A5判・336頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1503-2
C1091
2018 年発行
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これまで批判されてきた支考俳論を根本的に読み解き、俳論としての意味とその魅力を解明することによって、支考が芭蕉の正統を継ぐものであり、俳諧の正統を継ぐものであることを説く。
●目次● 第Ⅰ部 支考の研究 第一章 各務支考という人(一)――評判 第一節 研究史における「通説」 第二節 支考の同門評 第二章 各務支考という人(二)――自己規定 第一節 支考は芭蕉に何を求めたか 第二節 支考は芭蕉との関係をどう考えていたか 第Ⅱ部 支考俳論の研究 第一章 総論 支考俳論とは何か 第一節 俳論史における支考俳論 第二節 支考俳論はこれまでどのように語られてきたか 第三節 支考俳論の読み方 第二章 各論 支考俳論のキーワード 第一節 虚実 第一項 支考虚実論の本質 第二項 支考虚実論の具体例 第三項 「虚実の虚実」 第二節 先後 第三節 滑稽・諷諌 第四節 時宜 第五節 世法 第三章 支考俳論のゆくえ――蝶夢と支考 第Ⅲ部 美濃派の研究 第一章 美濃派の教え――支考のメソッド 第二章 美濃派を支えたもの――美濃派とのつながりの感覚 第三章 美濃派の継承と断絶――何を伝え何を伝えなかったか おわりに――芭蕉の正統、そして俳諧の正統へ 初出一覧 あとがき 索引(人名・書名) |
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