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神田外語大学出版局

日本の祭祀とその心を知る
 
日本の祭祀とその心を知る
著者黒住真・福田惠子
日本の祭祀とその心を知る
 
四六判・256頁


ISBN4-8315-
ISBN978-4-8315-1604-6
C1021

2021 年発行 

初詣に始まり四季折々行われ、誕生、結婚、葬儀に際してだけでなく、モノのための供養、建築工事の際の地鎮祭や上棟式など、日本の生活のなかで数多く営まれる祭祀を、歴史を遡りながら読み解く。


●目次●
はじめに 本書での方法
第1章 カミさらに神とは
  一 カミの定義
  二 歴史的背景によるカミの変遷
  三 出来事から見える文化の揺れ
  四 日本の神の特性から生じる現象
第2章 祭りと祀る
  一 祭祀を遡る
  二 律令制での祭祀
  三 祭りの構造
  四 日本三大祭り(山王祭・天神祭・祇園祭)
第3章 心と言葉
  一 心と言葉
  二 心のとらえ方
  三 心はどこから来たのか
 【コラム】「カミ」「マツリ」「ココロ」「テン」の意味を考える
第4章 習合を信ずる軌跡
  一 習合宗教への道
  二 日本における習合
  三 古代を遡っての言葉と祭祀
第5章 天と地と人
  一 日本の祭祀の歴史から見える天と地
  二 天のとらえ方の変遷
  三 天と神の関係
  四 天と地と仏教
第6章 道徳と人間
  一 道徳をめぐる言葉の歴史
  二 育まれる道徳の心
  三 宗教と戒律
  四 近代社会と道徳
第7章 死とは何か、生とは何か
  一 人間の有限な生と意味
  二 死生・来世からの人間の営みと儀礼
  三 古代日本における死
  四 死をめぐる仏式の考え方とその周辺
第8章 絆をめぐって
  一 講の活動
  二 絆をめぐる物語
  三 大きなつながり
第9章 女性とジェンダー
  一 日本における女性の地位の変遷
  二 女性の思想的位置づけ
  三 女性の連帯
第10章 人間の対立と宗教
  一 宗教間の対立
  二 歴史における宗教対立
  三 権力による宗教政策と世俗化
  四 幕末明治初期の国学・儒学と宗教
  五 旧憲法と新憲法における「信教の自由」
  六 対立から歩み寄る方向へ
第11章 和のかたちと日本
  一 「和」の用法と生活様式
  二 神霊をともなった和
  三 仏法と浄化
  四 近世以後の社会統合と和
  五 近代における和と祭祀
おわりに 今後への方法
関連年表/参考文献
あとがき――未来に向けて
索引

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