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江戸の実用書 ペット・園芸・くらしの本 |
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江戸の実用書
四六判・240頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1641-1
C0021
2023 年発行
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江戸期の出版はその成熟とともに隆盛を極め、多種多様の分野、文系・理系や文学書・実用書などの現代の基準では截然と分けられない「実用書」が多く刊行された。本書ではそのような「実用書」を「ペット」「園芸」「くらし」など分野から読み、当時の生活の視点を考察する。
●目次● はじめに コラム1 江戸の流行病と戦う戯作 第一章 江戸のペット本 第一節 『犬の草紙』を読む 1 犬の献身 2 子育てする犬 3 子猫の命を救った犬 4 主人の子供を育てる犬 5 犬の恩返し 6 その軍犬、有能につき。 7 走れ黄耳 8 シロと鐘成 9 犬の愛し方 コラム2 鐘成による大坂案内 第二節 『犬狗養畜伝』を読む 1 犬の飼い方 2 犬の治療薬 コラム3 流行り病との戦い――『麻疹御伽双紙』 第二章 江戸のガーデニング――近世における変化朝顔流行の諸相 第一節 第一期変化朝顔流行――文化・文政年間 1 江戸における流行 2 大坂における流行――『浪華朝顔作方聞書』 第二節 第二期変化朝顔流行――嘉永・安政年間 1 江戸における流行 2 大坂における流行――『蕣花秘書』 第三節 「奇品」としての朝顔 1 「奇品」としての朝顔 2 本草学者の行動――「採薬記」と平賀源内の薬品会 3 怪しい朝顔――朝顔の奇談 4 通常と違う朝顔を批判 第四節 浮世絵に見る朝顔 コラム4 「豆本」の世界 第三章 江戸の園芸書――『秘伝花鏡』の世界 第一節 『秘伝花鏡』の世界――花癖・書癡 第二節 花間日課・花居款設・花園自供 第三節 牡丹・グミ・鶴・オウム・モズ・猫・金魚 コラム5 『役者評判記』と漢文――『新刻役者綱目』 第四章 女訓書の世界――『女用文章』を読む 第一節 『女用文章』の世界――作者と板元 1 「女訓書」とは 2 作者と板元――北尾辰宣と柏原屋渋川清右衛門 第二節 女性に求められた理念 1 孝行・慈悲・貞節・教育・礼譲・忍容 2 三従七去 コラム6 女子用往来と女用文章 第三節 嫁入り道具・身だしなみ 1 黒棚 2 化粧の間 3 貝桶 第四節 くらしの知恵 1 しみの落とし方 2 手紙の作法 3 亥の子餅 4 八朔 5 占い 第五節 女訓と江戸の小説 コラム7 パロディにされた辞典――『都会節用百家通』と『芝翫節用百戯通』 附録 『和談三細図会』翻刻 『犬の草紙』翻刻 『犬狗養畜伝』翻刻 『浪華朝顔作方聞書』翻刻 『蕣花秘書』翻刻 『秘伝花鏡』翻刻と訓読・口語訳 『女用文章糸車』翻刻 参考文献一覧 おわりに 執筆者一覧
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