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日本思想史学 第56号
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日本思想史学 第56号
A5判・216頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1684-8
C3021
2024 年発行
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特集・〈2023年度大会シンポジウム〉語られる「始原」――開祖の宗教史――
主要目次 語られる「始原」――開祖の宗教史――=昆野伸幸 日本仏教はじまりの物語としての聖徳太子伝――伝記の「成長」――=吉村均 人間親鸞を求めて――『歎異抄』という親鸞伝――=塩谷菊美 教祖が語る祖師――近世名古屋における如来教と民衆を手がかりに――=石原和 「精神主義」の真実相――真宗近代教学の祖としての清沢満之――=山本信裕 コメント:語られる開祖とそれを語る人々=佐藤文子 コメント:「語り」と開祖像=大澤絢子 [特別掲載 〈第8回「思想史の対話」研究会〉] 日本思想史上の国・国家意識――中世から近代まで――=田中友香理ほか [提言] 思想史の森で彷徨うために――『思想史講義』の試みから――=山口輝臣/福家崇洋 [論文] 近世における神功皇后解釈史――三韓征伐論を中心に――=相良海香子 墓参りをする儒者たち――絅斎・強斎と山鹿素行――=高橋恭寛 丘浅次郎の進化論とその受容=松原えみ 近代「国史学」における史学理論の構想――歴史哲学論争と内田銀蔵を中心に――=池田智文 酒井勝軍と「八紘一宇」理念――第一世界大戦後の「世界性」認識と世界新秩序論をめぐって――=中井悠貴 〈英雄〉乃木希典像の再審――劇作家真山青果の照射する一九二〇~三〇年代の言説空間――=平尾漱太 安丸良夫における「全体」概念――「方法概念としての全体史」への展開――=平石知久 [書評] 星優也著『中世神祇講式の文化史』=伊藤聡 井上厚史著『李退渓心学――邦を為むるの道を求めて』=澤井啓一 高橋恭寛著『中江藤樹の教導思想』=本村昌文 石運著『十七・十八世紀の日本儒学と明清考証学』=片岡龍 向静静著『医学と儒学――近世東アジアの医の交流』=福田安典 松本智也著『〈文事〉をめぐる日朝関係史――近世後期の通信使外交と対馬藩』=石田徹 下村育世著『明治改暦のゆくえ――近代日本における暦と神道』=藤田大誠 佐々木政文著『近代日本の思想変動と浄土真宗――教化・連帯・転向』=亀山光明 牧野静著『宮沢賢治の仏教思想――信仰・理想・家族』=藤村安芸子 [報告] 2023年度大会の概況 |
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