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近世藩儒の研究 18世紀龍野藩の事例を中心に |
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近世藩儒の研究
A5判・224頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1692-3
C3021
2025 年発行
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18世紀を中心として、近世日本の身分制の枠に収まらない「藩儒」の社会的存在形態や、地域における役割を、また、諸藩の教学政策に占めた地位や役割を、龍野藩の藩儒・股野玉川に関する史料を中心に明らかにする。
●目次● 序章 本研究の課題と方法 一、本研究の課題 二、先行研究の到達点と問題点 三、龍野藩と龍野藩儒の概観 四、本研究の公正と依拠する史料 第一章 諸藩における儒者登用の動向と〈藩儒の家〉の形成 はじめに 一、諸藩における最初の藩儒 二、〈藩儒の家〉の形成 三、〈藩儒の家〉の待遇と継承 四、藩儒を補佐した者たち おわりに 第二章 藩儒の就学過程と公務 はじめに 一、藩儒の就学過程 二、藩儒の公務 三、他藩の事例 おわりに 第三章 藩儒の社会的役割と文化的ネットワーク はじめに 一、藩儒の社会的役割 二、他藩・他地域の学者のネットワーク 三、他藩の事例 おわりに 第四章 龍野藩における藩校の成立・展開と藩儒の役割 はじめに 一、天明末年~寛政初年における藩士およびその子弟の教育 二、寛政末年以降の御対面所講釈と武芸稽古所 三、文化初年の藩校設立構想 四、天保年間における敬楽館の成立とその後の展開 五、幕末維新期の敬楽館における教育の実態 六、他藩における藩校の「成立」 終章 本研究の成果と今後の課題 一、本研究の成果 二、今後の課題 参考文献一覧 あとがき/初出一覧 主要人名索引 |
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