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山東京伝研究 |
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雅俗を往還し、考証趣味のネットーワークを通して一流学芸圏と関わり、そこで得た知見を考証のみならず、戯作へ自由に活用した山東京伝=岩瀬醒の営為を明らかにする。
●目次● 凡例 序論 十九世紀の文化人〝岩瀬醒〟の営為 第一部 考証趣味のネットワーク 第一章 菅原洞斎の古書画展観会 第二章 山東京伝の考証と菅原洞斎――『画師姓名冠字類鈔』に見る考証趣味のネットワーク―― 第三章 京伝作品における異国意匠の取材源――京伝の交友に注目して―― 第二部 模写と意匠 第一章 京伝『籠釣瓶丹前八橋』における〈絵馬の怪異〉 第二章 京伝合巻における古画――『籠釣瓶丹前八橋』・『糸桜本朝粋』を例に―― 第三章 半紙本体裁合巻のデザインを読む――神戸大学附属図書館蔵・京伝『桜ひめ筆の再咲』を手掛かりに―― 第四章 生まれ変わる意匠――京伝作品における野晒模様の衣装―― 第三部 戯作の方法 第一章 京伝合巻と図会もの――京伝の挿絵利用方法についての一考察―― 第二章 京伝『桜姫全伝 曙草紙』小考――清閑寺の場面を中心に―― 第三章 山東京伝と小枝繁――先行作品の利用方法に注目して―― 第四章 文化十年の京伝合巻――『通俗画図勢勇談』利用に注目して―― 第四部 寛政の改革以後の京伝と戯作 第一章 戯作の表徴――京伝・三馬に注目して―― 第二章 江戸の戯作者という〈ブランド〉――式亭三馬の広告文を例に―― 第三章 十九世紀文化人の戯作――京伝の自序に注目して―― 結語 初出一覧 参考文献一覧 あとがき 索引
A5判・332頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1687-9
C1091
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教科と仕事 社会の時間 |
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学校の授業で学ぶ教科が実際に社会にでてからの仕事でどのような形で役立っているのか紹介するシリーズ。 暗記が目的ではなく、「社会」の成り立ちから現在に至った経緯、今後どうあるべきなのかを考え、学んだ知識をよりよい「
社会」いかすための社会。
プロローグ 社会が好きな人、得意な人へ/社会が嫌いな人、苦手な人へ 1章 これからの社会を創造する 【INTERVIEW】新規事業開発担当者(牛嶋裕之さん=楽天グループ株式会社無人配送事業課) 【PICK UP】未来を切り拓くための社会 こんな仕事もある!未来創造編 起業家/不動産会社の土地開発担当ほか 10代の挑戦!未来創造編 2章 安全や安心を守る 【INTERVIEW】警察官(甲羽美歩さん=警視庁品川警察署) 【PICK UP】公正に事件と向き合うための社会 こんな仕事もある!安全・安心編 検察官/消防官ほか 10代の挑戦!安全・安心編 3章 困りごとと向き合う 【INTERVIEW】社会福祉士(川上彩さん=松戸市親子すこやかセンター小金) 【PICK UP】人と人で支え合うための社会 こんな仕事もある!困りごと支援編 ケアマネジャー(介護支援専門員)/社会保険労務士ほか 10代の挑戦!困りごと支援編 4章 物語をつくる 【INTERVIEW】マンガ編集者(千代田修平さん=株式会社小学館ワンガワン編集部) 【PICK UP】おもしろい物語を生むための社会 こんな仕事もある!物語創作編 テレビディレクター/マンガ家・マンガ原作者ほか 10代の挑戦!物語創作編 5章 国をまたぐビジネスをする 【INTERVIEW】銀行の法人営業(征矢典子さん=株式会社三井住友銀行ホールセール統括部) 【PICK UP】経営や経済を支えるための社会 こんな仕事もある!国際ビジネス編 証券会社の法人営業/商社社員ほか 10代の挑戦!国際ビジネス編 6章 旅する人の力になる 【INTERVIEW】旅行会社の法人営業(實延琢守さん=株式会社エイチ・アイ・エス教育旅行事業グループ) 【PICK UP】世界や日本の魅力を味わうための社会 こんな仕事もある!旅のサポート編 ツアープランナー・ツアーコンダクター/JNTO職員ほか 10代の挑戦!旅のサポート編 7章 出会いの場をつくる 【INTERVIEW】博物館の学芸員(相原彩子さん=北上市立博物館主任学芸員) 【PICK UP】文化や歴史を分かち合うための社会 こんな仕事もある!分かち合い編 歴史研究者・考古学者/地域コーディネーターほか 10代の挑戦!分かち合い編 あとがき
四六判・128頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1691-6
C0037
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近世藩儒の研究 |
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18世紀を中心として、近世日本の身分制の枠に収まらない「藩儒」の社会的存在形態や、地域における役割を、また、諸藩の教学政策に占めた地位や役割を、龍野藩の藩儒・股野玉川に関する史料を中心に明らかにする。
●目次● 序章 本研究の課題と方法 一、本研究の課題 二、先行研究の到達点と問題点 三、龍野藩と龍野藩儒の概観 四、本研究の公正と依拠する史料 第一章 諸藩における儒者登用の動向と〈藩儒の家〉の形成 はじめに 一、諸藩における最初の藩儒 二、〈藩儒の家〉の形成 三、〈藩儒の家〉の待遇と継承 四、藩儒を補佐した者たち おわりに 第二章 藩儒の就学過程と公務 はじめに 一、藩儒の就学過程 二、藩儒の公務 三、他藩の事例 おわりに 第三章 藩儒の社会的役割と文化的ネットワーク はじめに 一、藩儒の社会的役割 二、他藩・他地域の学者のネットワーク 三、他藩の事例 おわりに 第四章 龍野藩における藩校の成立・展開と藩儒の役割 はじめに 一、天明末年~寛政初年における藩士およびその子弟の教育 二、寛政末年以降の御対面所講釈と武芸稽古所 三、文化初年の藩校設立構想 四、天保年間における敬楽館の成立とその後の展開 五、幕末維新期の敬楽館における教育の実態 六、他藩における藩校の「成立」 終章 本研究の成果と今後の課題 一、本研究の成果 二、今後の課題 参考文献一覧 あとがき/初出一覧 主要人名索引
A5判・224頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-1692-3
C3021
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