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をぐり
再生と救済の物語 |
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をぐり
四六判・240頁
ISBN4-8315-
ISBN978-4-8315-1307-6
C1039
2011 年発行
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小栗と照手の恋愛物語を基調とした小栗の蘇生物語であるところが特徴的な「をぐり」の物語を、遊行漂泊の芸能民による＜語り＞による物語であることを踏まえ、説経「をぐり」を解説。
●目次●
はじめに
序章―構造・語り・遊行漂泊
一 小栗の誕生
小栗の誕生―本地譚と申し子
英雄小栗―スサノオ神話
小栗の不調―禁忌の女性
二 小栗と照手の出会い
小栗の追放―母恋い
後藤左衛門―小栗と照手を語る者
横山一族―辺境の王国
小栗と照手の契り―アマテラス神話と照手
三 小栗の死
小栗の処罰―鬼鹿毛と祝祭
三郎の自覚―暗黒の司祭者
照手の夢―夢語りと夢解き
小栗の毒殺―横山一族の自虐
四 小栗と照手の流離
照手の水死刑―女人の一念
照手の流離―道行と「くにたま」
照手の苦役―水の女
小栗の蘇生―餓鬼阿弥と折口信夫
車引き―時宗と遊行
照手の車引き―道行と物狂い
関寺たま屋―タマフリの反祭儀
五 小栗の再生
小栗の再生―都の認知
小栗と照手の再会―境界と名乗り
小栗の報復―語られない三郎、祀られない三郎
小栗と照手の往生―二極構造と「いのち」
参考文献
あとがき
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