トップページへ新着情報各種案内ダウンロード書評┃ サイト内検索
日本思想
日本文学
江戸人物読本
日本文化
美術・芸能
日本の歴史・伝記
西洋の歴史・伝記
東洋文化
西洋文化
エッセンスシリーズ
人類学・民俗学
政治・経済
季刊日本思想史
江戸文学
日本の美学
日本思想史講座
相良亨著作集
日本思想・個人全集
近世儒家文集集成
近世儒家資料集成
山東京傳全集
叢書 禅と日本文化
定本日本絵画論大成
明治人による近代朝鮮論
新訂日本名所図会集
新聞資料
文芸・随筆
実用書
一般書
なるにはBooks
5教科が仕事につながる!
探検!ものづくりと仕事人
しごと場見学!
発見!しごと偉人伝
こだわりシリーズ
仕事シリーズ
至言社
神田外語大学出版局

歌舞能の系譜
世阿弥から禅竹へ
 
歌舞能の系譜
著者三宅晶子
歌舞能の系譜
 
A5判・344頁


ISBN4-8315-
ISBN978-4-8315-1528-5
C1074

2019 年発行 

観阿弥・世阿弥時代を能の大成期とし禅竹の時代は守成に入っていると考えるのが定説であったが、世阿弥と禅竹に焦点をあて、作品分析を徹底し、それぞれの人とその時代的特色を明確にすることで、禅竹時代までが創生期と位置づけられることを明らかにする。



●目次●
はじめに
第一章 世阿弥と禅竹
  一 言葉の魔術師、世阿弥――〈砧〉――
  二 耽美派、禅竹の能――〈野宮〉と〈定家〉――
第二章 創生期の能の魅力
  一 夢と現の間
    * 交錯する現在と過去〈融〉
    * 言葉では表されない事柄〈浮舟〉
    * 夜の明ける瞬間〈西行桜〉
  二 類型化以前の霊験能――〈田村〉を中心に―――
  三 禅竹のもたらした能の革新性
第三章 世阿弥の言語感覚
  一 世阿弥は『源氏物語』を読んでいたか――〈浮舟〉〈頼政〉〈班女〉――
  二 「雲となり雨となる」
  三 もみじに冷淡な世阿弥――能作者の横顔――
  四 〈砧〉に用いられる「水かけ草」
  五 能の中の大和、共存する歌枕と実世界――〈布留〉と〈野守〉――
  六 〈融〉の引き歌考
  七 〈融〉三五夜中の新月の色
  八 舞を生む歌語――能における和歌の力――
  九 動き出す言葉
  十 歯車となる言葉
第四章 世阿弥における能楽論と能作の実態
  一 修羅能のシテに選ばれた武将たち――〈清隆〉〈敦盛〉そして〈朝長〉――
  二 軍体と砕動風――『拾玉得花』我意分説をめぐって――
  三 力動風再考
  四 佐渡における世阿弥
  五 『申楽談儀』世阿弥が語ったこと、語らなかったこと
  六 住することなき世阿弥
  七 世阿弥の能楽論と死生観――世阿弥と元雅――
第五章 禅竹の世界
  一 六条御息所の変貌――能と物語の間――
  二 〈野宮〉の作者――身にしむ色――
  三 「飽かねやいつの寝乱れ髪」
  四 一条兼良と金春禅竹
  五 〈定家〉と『百人一首』
  六 〈姨捨〉の作者
初出一覧
あとがき
曲名索引

Copyright 1999 PERIKANSHA Publishing Inc. All rights reserved.